公益財団法人 日本無線協会  
電波の利用はルールを守って

「情報通信時代に欠かせないアイテム」

 無線電信が発明されたのは、今から1世紀以上前の1895年のこと。発明者であるイタリア人のマルコーニは、さらに研究を続けた結果、20世紀最初の年(1901年)に、大西洋横断無線電信実験に成功、その限りない可能性を、世界の人たちに示したのです。そして、現在は21世紀。無線なしに、この情報通信時代は考えられません。

「無線の資格が必要な理由」

 電波は私たちの共有財産です。ルールを守り適正な運用を図ることが「電波法」により求められています。電波を使うための無線設備は、無線従事者による操作が原則です。そのためには、資格の取得が絶対条件です。
 電波は私たちの目に見えません。このため、周波数は無尽蔵にあると思いがちですが、石油や鉱物と同じく地球上の限られた資源です。一方、携帯電話や無線LAN、衛星放送、地上デジタル放送など電波の需要は増すばかりで、使用できる周波数(チャンネル)が不足しています。限りある周波数を有効に使用するため、周波数の利用区分が決められています。無線従事者は、利用区分別に細分化された周波数帯域の中で、世界共通の財産である電波を秩序正しく使うための指揮者であり、演奏者でもあるのです。